歯科医療従事者である皆さんは大学や専門学校で習ってきた歯科の専門用語だと思いますが
患者様は全くもって理解しておりません。
普段から専門用語を使わないようにしてても、自分自身が気づかない所で
使ってしまっている人も多いいではないでしょうか?
今回、歯科の専門用語を使わないように心がけましょうと言った単純な
内容ではなく、患者様目線で情報を提供していきましょう。
普段身の周りある物で例えていくと想像がしやすく自費に繋がる可能性は多くあります。
人は情報がなければ安い物を選択するしかありません。
プラスチックとセラミックの違い
*保険のかぶせ物=プラスチック(CAD/CAM) *セラミック=瀬戸物のお茶碗
プラスチック(保険)の特徴
プラスチックのお茶椀でカレーを食べた後、洗剤できれいに洗ったつもりでも、よく見ると何か
黄ばんで色がくすんで、変な色になってしまいませんか?
カレーを食べて洗って洗っても、何回か繰り返しいると、気づいたら黄土色みたいな変な色に
なってしまいます。これは仕方がないことなのです。プラスチックは傷もつきやすく、そして
多少の水を吸います。吸収性があるので汚れもつきやすく色々なものを吸い込むので色が
ついてきてしまいます。カレーを食べた後のお皿を嗅ぐと臭いもついてきます。
プラスチックの素材の歯というのは、最初は白くてきれいなのですが、カレーを食べた後の
お茶碗みたいに、気づいたら色がつく、臭いがつく、くすんだ色になってくるということが起こって
しまうのです。
※費用が安いメリット
セラミック(自費)の特徴
瀬戸物のお茶碗でカレーを食べて、あとから洗剤で洗ったとしても元の白い歯に戻ると思います。
表面がつるつるしており吸水性がありません。
繰り返し何度使っても、あまり色がくすんだりしません。きれいな状態を保てる場合が
ほとんどです。
オールセラミックはこの瀬戸物のお茶碗みたいなものなのです。
※歯ぎしりをする患者様に対してはおすすめできません
プラーク(汚れ)もつきにくいのがメリットにございます。
銀合金(保険適用)
銀合金のメリットは費用が安いのみになります。この治療をしてしまった患者様の未来は
わかっております。しっかり歯ブラシを行ったとしても二次う蝕になる確率が非常に高いこと。
5年以内には2次う蝕になると言われております。目先の費用の安さを選択するのか、それとも
将来の事を考え、なるべくは2次う蝕にならずにその歯を守り続けるのか。
それは提案するあなた次第で、その患者様の未来は変わってくると思います。
保険適用の銀歯の説明
→むし歯菌を作る虫歯菌も生きていますから人間と同じよう食べ物を食べて何かを排泄しております。
むし歯菌の食べ物というのは「糖」で、排泄物は「酸」なんです。この酸に歯が溶けた状態をむし歯というのです。
それ以上に野っと重要なことがありまして歯が、虫歯菌が作る酸はとても強力で歯を溶かす
だけでなく銀歯まで溶かしているのです。そして銀歯の端から溶け始めたところは、歯と銀歯の
間に隙間ができるので、虫歯金はその小さな隙間から侵入し銀歯の中でむし歯を作ります。
そのために、銀歯をくっつけていた接着剤の力が弱まって銀歯が取れてしまう方が非常に多いいのです。
コメント
素敵な記事ですね!